6・3バーコードと警報 (2015/06/03)
エストラ(大型スーパー)を出ようとした所でピーピーピーと警報電子音が鳴った。盗難防御装置に何かが反応したのだ。ほぼ僕と同時に男性も出ようとしいていたので、彼に問題があるのかと思ったが。僕のすぐ横で赤いランプが点滅している。どうやら僕に問題があるようだ。 とりあえずその地点を出て、後ろを振り向いたが、従業員の誰もきにしているような気配がない。機械の故障か? こうしたことはしょっちゅうあるのか? 当然のことではあるが、盗みをしてカバンの中に商品を入れたような覚えは全くないから、そのままその場を立ち去った。ゆっくり歩きながら何度か後ろを振り向いたが誰も後を追ってくる様子はなかったのでそのままバスに乗ってリベルダーデに向かった 家に帰って、スーパーで買ったコーヒーを見て驚いた。3つもバーコードが印刷された小さなプラスチック板が張り付いていた。普通こうしたプラスチック板は高価な商品にはりついている。それがどうしても3つも400円もしないコーヒーにはりついているのだろうか?? 考えられることは、1、買い物籠にあったものが、張り付いた? 2、レジの女性が張り付けた? 3、レジ台に落ちていたバーコードがくっついた? 棚からコーヒーをとったときにはそんなものはついていなかったと思う。いくらなんでも3つもついていたら気づくだろう。 そんなことを考えながら、買ってきたコーヒーを飲みながら考えた。3が一番可能性がありそうな気がする。それにしても電子音が鳴っても誰も気にもとめなかったというのはちょっと問題である。結局はこんなものがあっても無駄ということである。 もっとも、東洋人の泥棒はほとんどいないから、僕が盗みをするとは思われなかったのかもしれない。 もし黒人系の人間だったら店側の対応もかわったのかもしれない。黒人系というだけで不当な差別を受けるのはここブラジルでもしょっちゅうあることである。しかし、黒人系の強盗はたしかに多い。人相の悪い黒人系の男が近寄ってくると僕も身構える。こうした不当な差別はさまざまな要因を持っているだけに難しい問題である
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