6・24 信用 (2015/06/23)
生後約7か月になったサスケは、すっかり大きくなり、アズミより大きくなってしまった。大きさも見た目も、ブラジリアンテリアとは程遠くなり、どう見ても雑種なのである。アズミとの間に子供が生まれても、安ければ、あるいは無料なら引き取り手はいくらでもいるだろうと、考えていたが、この甘い考えはもろくも打ち砕かれてしまった。子供が生まれたら雑種なら難しいと思われる。 飼った獣医から血統書は送られてきたが、まったくの偽物だろう。プロである獣医がこんなことをするなんて、恥ずかしくないのだろうか? 中国人は金さえ入れば、客が困ろうがどうしようが、ぜんぜん気にしないらしいが、ブラジル人も中国人に負けず劣らず、金主義の国民である。だまされる方が悪いのである。7か月も飼っていれば情もうつるし、今更何もする気はないがひどい。酷過ぎる。もうブラジル人は信用しない。よく確認せずに買った僕がアホだったのだと思うしかない こんな国で生きていると、そこそこ信用できるのはアミーゴ(友達)しかない。そのアミーゴも絶対信用できるとはいいづらいが、誰も信用しなければ何もできなくなってしまうから仕方がない。しかし、日本人、日系人でも、日本から来た何も知らない日本人を食い物にしている奴らがいるから安心して信用することはできない。友達面をして、親切心から何かをやってくれるふりをして、平気で手数料・紹介料をピンハネする。彼らはそれが当然のことだと思っている。「そんなの当り前だろう、この世の中タダで何かしてくれる人なんていないよ」、と言われればそれまでだが、それならば、友達面するな! 親切でする振りをするな! と言いたい。「仕事だ」、と何故言わない。こっそり金を取るな! と言いたい! 「直に金をクレ」と言えばいいと思う。それをしないのは、悪いと思っているからだろう 僕もアパートの購入に際して同じようなことをやられた。僕の目の前で紹介料としてお金を売り主からとるの見て驚いた。紹介料なら仕方がないと思わざる得ないが、彼は自分の紹介料を取るために、売り主が値上げを要求しているから、と言って値を上げた。その時のその男のニタリ笑いが未だにわすれられない。 ブラジルでは甘い話は90%ないと考えてよいと思う。製品にしても、安くて良いモノなんてないのである
 | 後ろがサスケ。後ろにいるにもかかわらず、サスケの顔の方が大きい |
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