小さな黄色い花 (2015/06/24)
寝室の窓際に置いている名前も知らぬ植物が毎年黄色の小さな花を咲かしてくれる。パタゴニアの草原で似たような植物を見たような覚えがあるが、なんという名前の植物だろう？
この花をリベルダーデの日曜市で買って、かれこれ5年以上になると思う。その間、何度か濾過後のコーヒー粉をあげたりしたこともあるが、時々気が向いたときに水をあげる以外ほとんど世話もしていない。今までよく生きていてくれたと思う。ここまで枯れずに生きていたということは超適当な僕の世話がこの植物にはあっていたのかもしれない。
一時期、自分で勝手に「アマゾン計画」と名付けて、ベランダや居間を植物で一杯にしようとしたことがある。旅行に行く先々で小さな苗や種を拾ってきては鉢に植えた。その頃は月の三分の一は旅行に出ていた。家人に植物の世話を頼んでいくのだが当然適当にしか世話をしてもらえず、そうしているうちに植物たちは枯れてしまい、枯れるのが悲しくて止めてしまった。はっきり覚えていないが、もしかしたら、この植物は、その頃からの植物かもしれない。もしそうだとしたら10年近くなることになる。
こんな長い間ずっと僕の生活を見守ってきてくれたわけだ。そう思うと、この植物が妙に愛おしくなってきた。以前は枝一杯に黄色い花を咲かせていたが、今年は一部だけである。今の鉢はすっかり小さくなってしまったので、今度もっと大きな鉢に代えてげようと思っている。
|
