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     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
6・29 貧富の格差 [画像を表示]

6・29 貧富の格差 (2015/06/28)  土・日の犬朝の散歩は酔っ払い運転や、危なそうな奴や酔っ払いが多いので行かないことにしている。代わりに息子の犬たちと昼間散歩にでかける。ブラジリテリアの雑種(純血種と思って買のに、嘘ばっか)の2匹の犬たちは柴犬ほどの大きさがあるので力が強い。基本的には、僕の前を歩かない用にさせているので前に出ようとすると引っ張る。しかし、僕の小さな年寄ダックスフンドと違いなかなか体重も力もあるので、抑えるにも力がいる。以前は日本から買って来ていた鎖のリード(息子が選んだ)をつけていたが重いので、もっと軽いモノに替えた。
 雌犬サクラは、1匹のときは超怖がりで、前に板や小さな側溝があるだけでも怖がって前に歩こうとしなかったが、雄犬サスケと散歩するようになって「怖がり」も随分解消されてきた。以前は、他の犬やハトがいても見向きもしなかったが、今は興味津々で近寄ろうとする。以前は考えられないほどオープンな犬になった。サスケがきたことで、閉鎖的な部分が消えたようだ。
 サスケは他の犬にはまったく無関心の様で、小便もしないし、散歩するのに全く手間いらずの犬である。ただ僕の方によれて歩くので一緒に歩くと非常に歩きづらい。もしかしたら、外にいると不安で、できるだけ僕の近くにいたいのかもしれない。
 以前にも書いたが、この頃犬泥棒が多く、高級種のパグ、ヨークシャ、フレンチ・ブルドッグ、ポメラニアンなどの飼い主は、怖くて外で散歩もしない人が多いらしい。以前はこれらの犬を連れて、なんとなく誇らしげに散歩している人をうちの近くでも見かけたモノだが、めっきり見なくなってきた。最低でもこれらの犬は18万円ほどするらしいから、たとえ3分の1で、ペット市で売っても6万円になる。これらの高級人気犬は小型で生犬か仔犬か、わかりづらい上に、ブラジル人は成犬だろうが、仔犬だろうがあまり気にしない。さらに、ブラジル人は、セレブに憧れる気持ちが強いから、セレブが飼っている犬たちを自分も飼いたい、と思っている人が多いので、これらの犬は結構簡単に売れるのであろう。うちで飼っている犬は、歳よりのダックスフンドに雑種にしか見えないブラジリアン・テリアだから、よっぽどアホな泥棒でない限り狙われない。
 高級犬も、高級車も、高級な貴金属も、所持していると、強盗・泥棒に狙われる。お金をたくさんもっていても、高級品を持っていても、安心して思うように使えないなんておかしな国である。貧富の格差は大きいけれど、そういった意味では、生活面での格差はそんなに大きくないのかもしれない。
 
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すっかり大きくなったサスケ


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