7・15 路上ミュージシャン兄弟 (2015/07/15)
先週末あたりから、暖かい日が続いて過ごしやすい。日中は30°をこえ暑いほどである。ブラジル南部では大雨が降り、家の天井まで冠水しているらしい。パラナ州では竜巻が起きて被害があった。ブラジル各地でおかしな天候が続くが、エルニーニョ現象のせいだろうか? テレビを見ていると、キリンのCMが流れ始めた。キリンとして何か動きを始めるのか?? ブラジルのビールメーカーを買収する際に、さんざんスッタモンダしたあげく、工場のある町が水不足で大変だったようだ。ブラジルの会社買収が、本社の切り札だっただけに痛手は大きかったと思うが、やっと落ち着いてきたのだろうか? セントロを歩いていると、セ広場を通り過ぎた所で、伸びのある声が聞こえてきた。二人兄弟が路上でギター弾きながら歌っているのだ。15歳ほどの兄と4歳くらい弟の兄弟である。最初は、兄さんが3年ほど前から一人で歌っていたが、去年あたりから弟が加わった。弟の方はただがなっているだけであるが、兄の方は随分とうまくなった。最初、一人で歌っていたころは、音程がはずれで高域部分は声が出なかったがものであるが、最近は、声に伸びと厚みがでてきた。毎日、2年も3年も歌っているとうまくなるのだな~、と感心した。彼らをみていると2005年に公開されたブラジル映画「フランシスコと2人の息子」という映画を思い出した。セルタネージョ(ブラジルのカントリー・ミュージック)のトップミュージシャン兄弟が成功するまでの苦労を描いた映画である。(この映画オススメです) もしかした、彼らもいつかトップミュージシャンになるかもしれない。ズボンのポケットにあった小銭を募金し、「ガンバレヨ」と心の中で応援してその場を後にした。
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