7・29 ブラジルに住む日本人のおじさん (2015/07/29)
「遊んでいるの?」 セ広場を歩いていると、顔見知りの、日本人のおじさんに出遭った。その言い方は、決して冗談のような感じではない。歩いているだけで「遊んでいるの」とは失礼である。それもたいした知り合いでもなく、冗談を言い合うような親しい関係でもない人間に、そういうことをいうのはちょっとおかしい。思わずむっとした。思わず「そういうあんたは、何しているの」と言おうかと思ったが止めた。 ブラジルに長い間住む人間は、思ったことを口にする人、過去の自慢話をする人、人を貶め自分がいかに凄いかを、話す人が意外に多い。ブラジルに来る中年以上の人々は日本である程度成功していて失敗してやってブラジルに来る人が多いせいだろうか? 1回なら、そういう話もある程度関心を持って聞けるが、会う度になるとうんざりしてくる。 何も考えないで、思ったことをすぐ口にして失礼なことを言う人間も多い。話していて、この人は自分が言っていることを解っているのだろうか? と思ってしまう人もしばしばいる。 ブラジルにいると、日本に居る時のように遠慮ばかりしていると、何もできない。自分の主張をはっきりしないと、道徳心、人に対する思やりなんてほとんどないブラジル人の中で生き残っていくのは難しい。こういう社会に生きていると、相手がどう思っているかなどあまり考えなくなってしまう。 そういう僕にしても、自分の主張するようになったし、もしかしたら、気が付かないうちに失礼なことを言っているかもしれない。気を付けなくては!
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