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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
8.5ワシリー・カンディスキー展

8.5ワシリー・カンディスキー展 (2015/08/04)  ほんのりと匂う恋人の残り香がのように、瞼の裏に柔らか且つ力強い色調の絵のイメージが瞼の裏にじーんと残っていた。
 セントロのブラジル銀行が経営する文化会館の前を通ると、いつもは行列ができている入り口に誰もいなかったので、今行われている「ワシリー・カンディスキー」の絵画展に行くことにした。先日遭った友人が「いいですよ」と教えてくれえていたが、そういわれると期待がいつも先行し、今まで勧められていった展示会で良かった、と感じるものは非常に少なかった。
 もともと田舎に住んでいたこともあり、両親も芸術など無縁の人だったので、絵画展などほとんど行ったことがなかったし興味もなかった。それがブラジルに来て、何回か美術館に行くようになり、絵や作品を見るのが少しずつ好きになってきた。そんな訳で絵の素養なんて全くないから、僕の絵を見る基準は、自分が「いいな」と感じるか感じないかだけである。
 そういう意味においてモスクワ生まれで抽象絵画の先駆者として名高い画家ワシリー・カンディンスキーの絵は「いいな!」と感じるモノが多かった。明るく、且つなんとも深みのある色使いがすっかり好きになったし、少し暗い影など、光を見ていても面白かった。おそらくカンディスキーの絵は僕の波長にぴったりあったのだと思う。
 是非、もう一度見に行きたい絵画展である


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