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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
8・6 上陸

8・6 上陸 (2015/08/06)  リベルダーデのガルボンブエノ通りを歩いていると、セーラー服を着た東洋人の水兵たちが歩道一杯にぞろぞろ歩いていた。そういえば、サントス港に海上自衛隊の艦が寄港すると、邦字新聞に書いてあったことを思いだした。
 今のサンパウロの治安はあまりにも悪いので一人での自由行動は禁止されているのかもしれない。ブラジルの軍人は、強盗犯人たちに忌み嫌われていて、非番中に強盗に出くわすと撃たれることが多い。そのため、非番中は軍隊のユニフォームは着ないようにしているらしい。何も考えていない強盗犯人が誤って自衛隊員を撃つ可能性もある。ユニフォームを着て一人での行動禁止(おそらく)は正解である。
 久しぶりに十数人の日本人に出遭ったが、小柄な隊員が多く、僕とそれほど変わらないのでちょっと驚いた。それだけブラジル人の体格が良くなったということだ。180センチ以上は普通だし、190、2mもざらにいる。僕がブラジルに来た頃は、皆それほど大きくなかった。僕と同じくらいの体格のブラジル人もたくさんいて、さほど自分が小柄だと感じたことはなかったものである。
 通りのあちこちで、ブラジル人に頼まれて写真を撮っている姿がみかけられた。グラマーで可愛いブラジル女性にせがまれたら、拒まない隊員はいないだろう。鼻の下をのばして気恥ずかしそうに一緒に写真に入っていた。
 もし安保の法案が通ったら、自衛隊から軍になるのだろうか? その辺の詳しいことは知らないが、通過したら、そのうち徴兵制、兵隊の他国派遣の話も出てくるだろう。自分の国を自分で守る必要はあると思うが、よその国にまで行って戦争なんてことは絶対許されない。政治家の横暴、法律の勝手な広義の解釈などが行われないよう、しっかり監視していかなければならない、と思う。


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