8・27 あ~、情けな! (2015/08/27)
まさか、また詐欺グループから電話がかかってくるとは思いもよらなかった。どうやら彼らは僕が何も行動を起こしていないと思っているようであった。 「アキノリ、イタウカードのものですが、イタケーラ(区)のロージャスアメリカーナで使われています」若いちょっと舌足らずの女性がべらべらと話し始めた ここまで聞いてカッとしてキレた。もし、また電話があったら騙されたふりをして情報をとろうと思っていたのに! 午前中電話がなく、先月の、電気代の支払忘れが発覚してバタバタしたり、終わらさなければならない仕事があったり、朝ご飯も昼ごはんも食べる暇もないほど忙しかった。午後電話がかかってきたときには、けっこう疲れていた。何故かそういう時に限ってこんな電話がかかってくるのだろう! もうないと思っていた電話が突然かかってきたため、いろいろ考えていたことをすっかり忘れ怒りが先に走った。 「あなたの名前は? イタウカード! 電話番号は?」と尋ねると 「カロリーナ・・・、電話番号は22・・・」聞きとれないような早口でスラスラッと言った。 「昨日も同じような電話があったんだけどね」ちょっと怒気を含んだ声で言った。 「昨日カードが不正にしようされているようなので電話しているんです・・・・」 一瞬、僕がカードのキャンセルをしている間に使用されたのか? と不安になったが、今朝早く、電話で使用状況を調べたら使われている様子はなかった。 「昨日、カードをキャンセルしたのにどうやってカードを使うんだ!」 「えっ、キャンセルした・・・・・」とちょっと驚きの声をあげてガチャリと電話が切られた。 再び急いで、きちんとキャンセルされているか、確認するためにカード会社に電話した。一応昨日の段階で、カード会社のサイトに入ってキャンセルを確かめているのだが、心配だった。ブラジル人のやることはザルで何一つ信用できないからだ。現に、昨日キャンセルしたはずのカードがキャンセルされておらず、2度目の電話でやっとキャンセルされた。 もう一度キャンセルを確認し、昨日、カードが使用されていないか聞いた。 使われていないとのことだったが、不安はぬぐいきれない。僕は心配性なのだ。もう、これ以上は何もやれることはないので、後は何もないことを祈るしかない。 もし、もう電話が無ければ、被害もなかったし警察に届け出はしないつもりであったが、明日警察に届け出に行くつもりである。 それにしても、詐欺グループは僕が何も気が付いてないと思ったのだろうか? 外国人だし、言葉も流暢に話せないから大丈夫と思ったのだろうか? 2度も電話をかけて来るなんて! カッとなって我を忘れて、怒った自分が本当に情けなかった。感情に流されやすいブラジル人にすっかりなってしまった。あ~あ、情けない
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