8・28 虫の知らせ (2015/08/28)
午前中、昨日の詐欺事件の届け出をしに警察署に行く用意をしていると、リベルダーデの自治関係の知人を思い出した。電話をしてみたがあいにく出かけていていない。仕方がないと、諦めたて、受話器を置いたところに、「今日は一緒にいけなくなったけれど、明日なら大丈夫」という友人から電話があった。 詳細な説明をするのには、ちょっと言葉の面で心配だったので日系人の友達に一緒に行ってもらうことにしていたのだ。う~ん、これは・・・・。ジグゾーパズルのピースが一発ではいるように、タイミングに良かったのでピンとくるものを感じた。 もう、そのまま独りで行っても良かったのだが、先ほど電話をした知人に話を聞いてから明日行った方が良い、と思い直した。友達が行けなくなったのは、虫の知らせでは? と思った。 ブラジルに住むようになって、自分の勘、虫の知らせのようなものを大切にするようになった。外でも家でも様々な危険が溢れる社会で、事故や犯罪に巻き込まれないで生きていくにはこうしたものが大切だと思っている。もちろん、そんなモノを気にしながら生活するなんてバカじゃないの! と笑う人もいるだろう。 取りあえず今日は中止にし、午後もう一度知人に電話してみた。今度はうまく掛かり詐欺事件の話をした。 「警察には届けしない方がいいんじゃないですかね。 被害もないので、おそらく警察は何にもしてくれませんよ。とにかく犯罪が多いので、人が死んだりするような犯罪や、よっぽど被害者が多い場合しかまず調査はしません。 この間、日本から来たばかりの人が強盗にあって、警察署に行ったら、ちょろちょろときかれただけで何もしてくれなかった、と言っていました。逆に気を付けなさい と注意された、と警察の対応に驚いていました それに詐欺事件は、刑が軽いんです。もし捕まってもすぐ釈放されます。もし、あなたの通報で捕まったということが犯人漏れたら、仕返しに来る可能性が大です。本人がやらなくても、誰かにやらせたりします。あなたの名前も住所も電話も割れている訳ですから危ないですよ。 被害がないのなら、これ以上触らないことをオススします」 と言うのが彼の意見だった。 警察に届け出しないのは泣き寝入りするようでどうも納得がいかない。しかし届出したところで警察が何もしてくれないのなら無駄である。被害があるのならお金をカード会社に請求するために被害届が必要だが、無い訳だから、恨みを買うようなことは、確かにしない方がよい。しかし・・・・迷った。 結局、警察への届け出は止めた。一番の決め手は、急に中止になり、知人から話をきけた、という流れが、あまりにもできすぎていて、止めろと言う「虫の知らせ」を感じたことだ
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