9・21 おかしな癖 (2015/09/21)
靴にしろ、服にしろ、カメラにしろ、最後まで使い尽くす癖がある。破れて使用するのが恥ずかしくなるまで使わないと気が済まないのである。かと言って決して大切に使うほうではない、むしろ使い方は荒っぽい。自分でもおかしな癖だと思う。古くなって破れたら、たったと捨てて新しいモノを使った方がずっといい、と解ってはいるのだが、なかなかできない。捨てるのが嫌なのである。 だから買い物をするときは、自分が買う事の出来る一番高いモノをかうようにしている。安いモノを買って、すぐ使えなくなるのが嫌なのだ。とは言っても僕が買えるものなどたかだかしれているから、2年もたつとボロになる。 よく考えてみると、優柔不断なので買い物をするのが苦手なのだ。買い物をしているうちにあれこれ考えるのが面倒くさくなる。それでも、カメラだけは仕事で使うモノだし、ほとんど肌身離さず見に付けているから、考えに考えて買うが、それ以外のモノは適当である。たいして考もせずず、適当に買うから、買ってがっかりすることが多い。 服などはブラジル製の服は高くて縫製が悪くすぐダメになるので20数年いるにも関わらず、今までジーンズを1本買っただけである。以前は日本に帰るたびに、自分で選んで買っていたが、ここ数年はそれさえも面倒くさくなって、甥や親せきや友達が使わなくなった服をもらってきて着ている。若いころはそこそこ着る服に好みもあったが、今や着られればいいという感じであるから、その方がお金もかからないし、服屋に行くわずらわしさが無くていい。 靴だけは、ブラジル製をずっと使っている。テニスシューズやウォーキングシューズがきらいなので普段はもっぱら革製のワーキングシューズである。これはブラジル製が安く丈夫でいいものがある。しかし、底のゴムが弱く1年も使うと穴が開いてしまうのが難ではあるが。
 | 3年以上使っている朝の散歩用のシューズ。さすがに穴が開きボロボロになってきた。路上生活者でさえこんなボロは履いていない。写真を撮っているとなんとなく愛着が湧いてきた。こんなことだからだめなのだが |
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