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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
9・22 もの値上がりと身近になった危険 [画像を表示]

9・22 もの値上がりと身近になった危険 (2015/09/22) 息子がジョギング用のシューズが欲しいというので靴屋にいった。できれば、自分の散歩用のシューズも買いたかった。
最初にちょっと洒落た店でみる。目玉が飛び出るほど高い。ちょっといいなと思うシューズの値段を見ると、500レアル、600レアル・・・、今の為替で円に直すと約17000円、2万円である。しかし、今は異常にブラジルレアルが下がった状態だから、日本の人からすればさほど高いと感じないかもしれないが、僕には5万円、6万円に感じてしまう。普段、野菜や魚、果物など食材しか買わない、田舎に住んでいるような倹約生活をしている僕には高く感じてしまう。
「ええ何この値段」目を丸くしていると
「こんな値段のものは買えないよ。高そうな靴を履いていたら、目立って襲われるだけだからね!」と息子がいう。つい最近、リベルダーデ広場で女の子と夜9時ごろだべっているところを、強盗に襲われ、お気に入りのスマホを奪われたばかりだから、彼はこりごりしていたのだろう。彼曰く「女の子と一緒だったから、ナイフを突きつけられて抵抗することも逃げることもできなかった」もちろん、歯向かって怪我したり、命を落としたりするよりは、大人しく渡すのがいい。もっとも、僕から言わせれば、この危ないサンパウロで夜の9時に外でだべったりする方がバカだと思うが・・・。いったい彼には何個の携帯を買ってやったことか。自分用と彼用に一緒に携帯を買って、僕は未だにその携帯を使っているのに、彼は既に3台目だ。壊したり、落としたり、注意力がないのだ! 
 最近の強盗犯は、銃やナイフで脅して、金目のモノは何でも奪っていくから、当然目立つ高そうなシューズを履いていると狙われる。今まで数度襲われている息子は身に染みているのだ。
考えてみると、僕は毎日カメラを身につけセントロを歩いているが強盗に盗まれたことは一度もない。未遂は何度かあったが、運よく逃げてきた。本当にラッキーだとしかいいようがない。服も靴もボロだから、金目のものを持っているように見えないのかもしれない。
 それでも、実際かなり気を付けている。写真を撮りながら街を歩いた後は、ぐったり疲れる。撮りながら歩いているときはさほど感じていないのだが、自分では気づいていないが結構緊張して歩いているのだろう。そういえば、街を撮り歩く素人カメラマンたちを一時期よく見かけたが、この頃はあまり見かけなくなった。それだけ危なくなっているということであろう。決して他人事ではない。気を付けなくては!

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