9・28 最近のブラジル (2015/09/28)
身体がだるい。 暑い真夏のような天気が続いたのに、先週末には温度がさがり、今朝は20°。暑いときには朝同じ時間で24、5°あったのに! これほどころころ変わるとなかなか身体がついていかない。犬たちもだるそうに横になっている時間が長くなった。 今年の冬は寒い日が何日かあったが、いつもそれほど長くは続かず、ほとんど寒さのない冬であった。2週間ほど前から急激に暑くなり、リオでは40°を越えていたし。サンパウロでも35°を越え場所によっては40°を越えている所もあった。それが今は20数度だからたまらない。 そんなおかしな天候だから街の街路樹も花の咲き方がおかしかった。近くの白イッペーは2度咲をしたし、街路樹によっては、完全に落葉して1か月もしないうちに新芽が出始めたモノもあった。 天候もおかしいが、ブラジル経済もおかしい。国債はほぼジャンク債になってしまったし、ドルも4レアルを越えてしまった。先週末は政府がなんとか下げたがそれでも3.9台だ。 ブラジルに住んでいた友人からFBで「ドルを持っていたら天国ですね!」というメッセージが来たがそうは甘くない。モノの値上がりが激しいし、何よりお金もカードも持って出歩く気にならない。店も銀行もレストランも危ない。それどころかバス停や道路、安全と思われていたメトロでも強盗が襲ってくる。ひったくりならまだいいが、ナイフや銃でおどしてくるから怖い。簡単に発砲するし、切りつけてくる。 リオでは、有名なコパカバーナ海岸やイパネマ海岸でハストン(根こそぎ強盗)があり、海水浴客が襲われパニックになった。その後700人の警察官を動員してコミュニダージ(貧民街)の捜査が行われ、今は700人の警官が海岸を警備し、海岸行のバスを検問し不審な人物を逮捕している。政府としては来年オリンピック控え危険なイメージを世界に流したくないのだ。奇妙なことに日本のニュースではこの事件は見かけなかった。ゆっくりブラジルを味わいたいという人は、今あまりブラジルには来るべきではないと思う。 もっとも、4つ星以上のホテルに泊まり、ガイド付きで、バスやタクシーを使って観光する分にはそれほど問題はないと思う。 もちろん、今がチャンスだというタフで旅行慣れた人もいるだろう。それでも決して甘く見ない方が良いと思う
 | 真夏のような天気が続いたが、また春に戻った。これが正常? |
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