11・5 無水アルコール (2015/11/05)
去年、サンパウロのニコンサービスセンターにレンズの修理に行くと、「もう一切持ち込みの受付はしていないのでバイク便で送って欲しい」とのことであった。日本のように安心して任せる宅配便があれば問題はないのだが、扱いも悪く信用できないブラジルで高価なレンズやカメラをバイク便などには任せることはできない。はっきり言ってサンパウロのニコンのサービスセンターは、僕にとって役に立たない単なるハリボテでしかない。ただでさえ修理代は日本よりかなり高いのにさらにバイク便代がかかり、その上安心して任せることができないとなれば、とてもサービスセンターなど使う気もならない。日本から駐在員も来ているはずだから、どう思っているのかこの辺を一度聞いてみたい。 メールでなんとか持ち込みの受け付けをして欲しい、との要望を出したが、担当に連絡したとのメールがきたきりである。日本でサービスセンターの人にこの旨を話すと、「日本が管理しているのは、韓国と日本だけで、その他は現地に任せています・・・」とのことであった。このことがあって、今までニコンのカメラをずっと使ってきたがニコンには失望してしまった。ブラジルに来ると日本の一流企業もサービスがひどくなるのだろうか? まさに朱に交われば赤くなるである こうなると、カメラのCCD(光をデジタルに変換するためのセンサー、撮像素子のこと)は自分で掃除するしかない。日本で掃除キットを買ってきたが、掃除に必要な無水アルコール(90%以上のアルコール)は危ないので持って帰らなかった。当然サンパウロには売られているものと思っていた。薬局からスーパーからいろいろな所を探し回ったが、売っていない。 写真関係の仕事をしている知人に売っている場所を聞いてみた。 「昔は売っていたのですが、今は売っていないようですよ。ブラジル人は危険なことをしらないで扱うから事故が相次ぎ販売禁止になってようです」 とのことであった。 日本で結構高いお金を出して掃除用具を買ってきたのに、肝心な無水アルコールがないとは・・・、ショック!! いろいろなことを知っている友人に聞くと、やはり普通には販売されていないらしい。それでも売っている所はあるらしい。売っているお店を、友人の知人聞いてもらうことになった。少し希望の光が見えてきたが、どうなることやら。
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