11・8 汚れたお札 (2015/11/08)
セントロ付近では最近お菓子類を中心に売る格安店が増えてきた。スーパーなどで買うより2~3割安い。賞味期間が近づいてきたものなどを安く仕入れて売っているようだ。 その店のレジで買い物代として5レアル札(約170円)をだした。 「これはダメよ。他のお客が嫌がってうけとらないから」 と言われ、出したお札が戻された。 ほとんど気づかずに出したのだが、よく見ると、茶色いモンモンで汚れている。昨日買い物をしたオルガニック市で他のお札と一緒にお釣りとして受け取ったものだ。良く調べずに受け取ったから、掴まされたのだ。よく注意せずに受け取った僕がバカだった。 今はどうか知らないが、数年前は銀行のATMを破壊されて盗まれたお金は、赤いインクが飛び散ってお札が赤く染まり使えなかった。僕が使おうとしたお札は茶色だから、盗まれたお金ではないだろうが人によっては受け取るのを嫌がるかもしれない。このレジのおばさんはちょっと過敏すぎるような気もするが・・・。まあ、おばさんの言う事も解るので別のお札を出して支払いをすました。 ブラジルのお札はかなりボロボロのものが多く、中にはセロハンテープでペタペタ張り合わせたモノもある。偽札も多く、偽札かどうか調べるために、少し破ったりする人もいるから、ただでさえおもちゃのようにちゃちいお札はどんどんボロボロになっていく。 ボロボロのお金を気付かず手にしたら、どうやって他人に受け取ってもらうかが問題でいろいろ策を練る。まるでババ引きだ。 僕はこういうお金を手にしたら、低額紙幣の場合は路上生活者にあげることにしている。
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