12・22 今年のクリスマス (2015/12/22)
今週がクリスマスだというのに、メルカードの客の入りはいまいちだった。 クリスマス料理の鱈や豚などを売る店には人だかりができていたが、他のお店はさほどでもない。去年の今頃は、うんざりするほどの人ゴミだったのに・・・。それほどまでに、今回の経済危機は、庶民を痛めつけているのだ。クリスマスにブラジルでも七面鳥の丸焼きを食べるのだが、今年は安い鶏にすると言う人が多い。客の財布の紐は堅いようで、魚屋の友人も忙しそうではあるが渋い面である。 メルカードの途中に通る問屋街25・デ・マルソの客足もそこそこだ。去年の今頃は人が多すぎて歩くのも大変だったのに。今年は余裕で歩くことができる。店によっては最大50%の値引きを敢行している店もあるらしい。例年だと、通りの始まりの交差点に巨大なサンタクロースの人形が置かれているのに、今年はそれもない。気の抜けたサイダーのような物足りなさを感じる。クリスマスまでにはまだ数日あるから、これからどっと買い物客が押し寄せるのかもしれないが、それにしても少ない。 今年はかつてないほど寂しいクリスマスになりそうだ。
 | 問屋街25デマルソ。客はそこそこでているのだがなんとなくさびしい |
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