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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
4.2 ブラジルで損をしないためには

4.2 ブラジルで損をしないためには (2016/04/01)
銀行カードにマスターカードのクレジットをつけたので、カードの交換となった。カード使用料で使えるというのでつけたのが、いろんな友人と話しているとお金が余計にかかる、ということが分かった。さらに僕が払っている月々の使用料が異常に高いことが分かった。なんと同じ銀行で友人の払っている使用料40倍を僕は払っていた。さすがに40倍というのはあきれてしまったし腹が立ってきた。
「高すぎるから話した方がいいよ」という助言もらった。
 銀行に行くと、支店の行員は支配人からすべて変わっていたから、彼らに文句を言っても仕方がないことはわかっていた。できるだけカッとしないように、冷静に! 冷静に! と自分に言い聞かせながら支配人と話す。
 話しているうちに、マスターカードのクレジットは無料で使えるが、月に1回は使わなければならないことが分かった。そんなことは最初に来たことは何も聞いてない! この危ないサンパウロではどこの店でもカードを使うというわけにはいかない。ブラジル人はわずか200円の買い物をするときにもカードを使っているが、たかが200円のためにリスクを負うのはいやだ。一度詐欺にあいそうになったことがあるし、ニュースでは毎日のようにカードの詐欺事件のことをいっているから、月たった1回と言えども使いたくなかった。
支配人は、「月にたった1回よ。それでただになるのだからお得よ」としきりに勧めるが気持ちは動かなかった。僕が詐欺に遭いかけた時は大きな店でスマホをカードで買ったときに、どこからか僕の個人情報が流れた。住所から電話番号、買い物をした店まで犯人は知っていた。それで本物と思った僕は危うく騙されるところだったが、途中で気が付いて難をのがれた。しかしカードのキャンセルなど困難を極めた。もう2度とこんな面倒くさいことをしたくない、つくづくそう思った。それ以来カードを使っていない。現金主義だ。
 おそらく詐欺犯人は、名前の変わった外国人を狙い撃ちしているものと思われる。たいてい流ちょうにポ語が話せないし、完ぺきに理解できる人はそれほど多くないからその点をついて狙ってくるのだろう。
 だから車や冷蔵庫など大きな商品を分割ばらいにするときは仕方がないが、それ以外はたとえカードが無料で使えても月に1回も使う気はなかった。
 毎月の利用料について聞くと、他にもパックがあるといって一番安いものを教えてくれた。この口座は以前の支配人のサービスが悪かったので1年に一度も使わなかった。お金の動きがないとなかなか安くならないことは知っていたから今までの半分以下の値段で手を打った。しかし、文句をいっただけで、半額以下になるとは・・・。ブラジルでは言いなりにしていると損をするのだ! つくづく思い知った。日本のようにお得な情報は聞かない限りは教えてくれない。それは相手が日系人だからと言って決して信用できない。日系人は日本人の癖をしっているから、むしろ気を付けなければいけない。高い銀行使用料に対して、日系人の支配人はひとことも教えてくれなかった。もう、日系人も決して信用しない!!


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