4・11 一人暮らし老人予備軍 (2016/04/10)
この頃、人と会ったり直接会話したりすることが本当に少なくなった。もちろん、電話での会話や道で人と行き会うのはある。 おそらく今の日本の人々も同じような感じではなかろうか。僕が日本を立つ前は、ほとんどネットは使われていなかった。今はネットの発達で仕事の会話、親子の会話などもネットを使っているらしいから、直接人に会っての会話はもしかしたら僕以上に少ないのかもしれない。 一時期友達たちが一挙に帰国してしまったので、今となってはほんの数人しか友達はいない。ブラジル人にいたってはほとんどが友達というよりは顔見知りばかりであるからいないに等しい。もっとも彼らは友達と言ってくれるかもしれない。日本人の言う「友達」とブラジル人の「友達」の感覚の違いである。 もともと対人関係は苦手であるから、これくらいがちょうどよいのかもしれない。しかし、風邪などの病気で寝込でしまった時は、時に不安になる。普段からほとんど人と接触していないから、そういう時だけ助けを求めるわけにもいかない。一人でぐっと我慢しなければならない。それでも犬たちがいてくれるから完全一人よりはましか・・・。もっともどうしようもないときには息子に助けを求めるが、できればそれもしたくない。将来は、老人の一人暮らしの完全予備軍である
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