4・18 弾劾反対集会 (2016/04/17)
大統領応援の人々が集まるアニャンガバウー広場に行く。途中、道路も赤いシャツを着た人々や赤い党旗やシンジカットの旗を振る人でいっぱいだ。汚職贈賄容疑の前大統領を大臣にして逮捕を免れるようにしようとした大統領（前大統領と同じ党）を応援するなんて、私的には考えられない。
うちの近くの橋の上には古ぼけた、いかにも地方からやってきたようなバスが駐車していたので地方から応援に来た人々も多いのであろう。数週間前のブラジリアには、リオグランデノルテの人々がバスで応援に乗り付けたらしい。この応援旅行に当たり、バス代などの経費別で各自400レアル（約12000円）もらったそうである？ 与党の金バラマキによる応援運動はしばしばよく聞くことであるが、実際はどうなのであろう。噂を聞くだけでその真相は僕にはわからない。
大統領応援に集まった人々を写真に収め、家に帰って国会の投票生中継を見ていてハタッと気がついた。そういえば、大画面（と言ってもさほど大きなものではないが）が隅にあった。広場で応援する人々が一緒に見るために設置されていたのだ！ それほど大きなものではなかったし、その時には気が付かなかった。知っていれば投票が始まるまで待ったのに！ とは言っても投票は遅れに遅れたらしい。窓の外は陽も落ち、今更戻る気もしない。結局、広場には戻ることなく投票風景を、ネットを見ながらなんとなく見ていた。
大統領の応援者が同じ建物内にいるようで、大統領に票が入るたびに叫んで煩い。おそらく、このような熱狂的な大統領応援者もたくさんいると思われる。5月10日の上院の大統領弾劾投票（これで大統領の弾劾が可決される）が荒れそうである。それまでに大統領が自分から辞任する可能性もある。
弾劾が決まれば現在の副大統領ミシオテイメイが大統領となる。ブラジルは何が起こるかわからないので、政治の動きから目が離せない
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