5・3 ボロボロのお札 (2016/05/02)
リベルダージの日本食品店で買い物をして20レアル札をだした。お釣りが6レアル返ってきた。1レアル玉と5レアル札である。受け取ってみると5レアル札はボロボロで、セロンハンテープで張り合わせてある。ムッ・・・・ 「このお札はボロボロだから取り換えてくれないかな」 何も言わず、日系人? 中国人? のレジおばさんは別のお札を取り換えてくれた。 以前、やはり5レアルのお釣りを受け取り、見もしないで胸ポケットに入れて、次の買い物場所でその5レアルを使おうとしたら受け取ってもらえなかった。そのお札には赤い汚れがあったのだ。銀行強盗がATMなどを爆破すると、赤いインクが飛び散りお札や硬貨に飛び散る仕掛けになっている。そのため、赤く汚れたお金は価値をなさない。僕が使おうとしたお札はそれほど赤くなっていたわけではなかったが、赤い汚れがあった。 その後も赤く汚れた硬貨を知らずに受け取ったことも何回かあり、その硬貨は使かうのを控えた。受け取って確かめない方が悪いのだ。渡す方はババ抜きのババをひかす感じで渡し、渡すことができなかったらまた他の人に渡そうとする。何回か使えないお札や硬貨を渡され、気を付けるようになった。5レアルは円換算すると現在150円となるが、ブラジルの感覚でいうと500円と同価値の感じがする。ちょうど500円の偽コインを受け取った感じである。100円以下だったらまだ許せるが500円となると無視できない。即文句をいうようになった。 商品を受け取り帰ろうとすると、レジのおばさんがすぐ横のいたオーナー? のオジさんに話す声が耳に入った 「誰もこのお札受け取ろうとしないわ」 自分がほしくないお札を人に渡すな! 心の中で言った。 数回汚れたお金を受け取るなんて、僕が、よっぽどトロく見えるか、間抜けに見えるのだろう。多くの日本の日本人は、文句を言って交換してくれと言う人は少ないだろう。平気で文句を言って交換してもらう僕はずいぶんブラジル人になった、と自分でも思う
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