5・4 ブラジル人になった? (2016/05/03)
去年、コーヒーを栽培している友人から3キロのコーヒーをもらっていたのだが、ついになくなってしまった。約半年で3キロだから1か月500g。途中、コーヒー飲みすぎで胃の調子が悪くなり、1日3杯に落としたのが影響したようだ。 リベルダーデの店やいろんな所でコーヒーを買って試したが、どこもおいしくない。ブラジルの一般市販の500g10レアル以下の製品は混ぜ物が多くおいしくないし、かといってパウリスタにある専門店の高価なコーヒーは確かにおいしいが価格的に僕にはちょっと厳しい。250gが15レアル(約430円)ほどのものを探していたら、スーパーでコロンビア産14レアルがあったので購入した。まだ飲んでいないが期待している。 それにしても、コーヒーの本場ブラジルでおいしいコーヒーが一般市販されていないなんて信じられない。肉にしろ、果物にしろ、一級品はすべて輸出にまわされているのである。 日本の記事で「ブラジル人も食べない鶏肉」なんて言うのを見るが、鶏肉の一級品が輸出品である。だから日本人が食べているブラジルの鶏肉はブラジル人が食べているものより良いものを食べているわけである。それにブラジルでブラジル人は鶏肉をあたり前に食べている。輸入品の鶏肉を食べているなんて聞いたことがないし売られているのを見たことがない。良く調べもしないでわかったふうな記事を書く(翻訳?)なんて腹立たしい。だいたい掲載されて写真も本当にブラジルの写真だろうか? 写っている男はアラブ系に見えるし、風景もブラジルに見えない。ブラジルは広いし、あらゆる人種がいるから、絶対違うとは言えないが・・・。それにしても記事を信じる日本人がたくさんいるのに驚いてしまう。 ブラジルの鶏肉が安全かどうかはなんともいえないが、「ブラジル人も食べない鶏肉」というのは間違いである。百歩譲って記事を書いた人間の周囲のブラジル人が食べない? あるいはそう言っているくらいだろう。そういうことを言えば絶対間違いとは言えない。 ブラジルに関する誤った記事を見たりすると腹立たしい。それだけブラジル人になったということか。
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