5・8 情報の怖さ (2016/05/07)
最近、どこにいても情報を簡単に見られることに驚かされる。サンパウロにいながらにして、高知にいるのとほぼ同様の熊本の地震ついて知ることができるし、東京都知事の無駄遣いぶりを知ることもできる。各記事にはコメントまであり個人の意見まで見ることができる。まさに驚きである。僕のようなコンピューターおんちでもおおまかな情報は知ることができるのだから通信やコンピューターの専門家ならもっといろんなことを知ることができるだろう。 しかし、こうした情報の氾濫が怖いのは、間違った情報に踊らされることである。正しい情報の取捨選択がほんとにむずかしい。マスコミの正しい情報がより重要になるが、世の中の動きが激しく、情報伝達がより早くなったものだから、マスコミもほとんど取材や裏をとらずに流したり、記者個人の意見を書いたりするから怖い。 僕自身の中にも、中国、韓国=ずるい、という凝り固まった考えができていて、中国人や韓国人に間違えられると無性に腹が立つ。マスコミに踊らされている可能性があることを十分しっているのにこのありさまだ。情けない。小さい時から焼き付けられてきた情報・考え方を変えるのは難しい。だから、中国人や韓国人が日本人を嫌うのを決して批判できないと自分の中ではわかっている。いや、そのつもりである。海外に長年住んでいるのだからもっとリベラリズムな考えをもたなかくては、と反省している
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