5・11 早期ヘリコプターの規制を望む (2016/05/10)
セントロ近くに住んでいるせいか、驚くほどヘリコプターが上空を飛ぶ。そのうるさいことと言ったらない。遠くではパタパタぐらいで、ヘリコプターが飛んでいるな、くらいであるが、すぐ上空に来るとバタバタという音となり赤ちゃんだったらびっくりして泣くだろう。ベトナム戦争の映画にでてくる重ヘリコプター音、そのものに襲われるのだから耐え難い。 僕のアパートの前には市会議場があり、しょっちゅうデモが行われ、それを中継するヘリコプターが上空で停まる。一機だけでなく、警察のヘリコプター、各局のヘリコプターなど数機が飛ぶからそのうるささは半端ではない。地上ではデモが、上空ではヘリコプターがうるさいから、仕事に集中できないし、老人や子供などは大変であろう。 僕の場合は、写真を撮るのには非常に便利であるが、デモはほぼ半日以上行われるから書き物などをしているとうんざりしてしまう。それこそ、生卵でもぶつけてやろうか、という気になる。以前、建物の住人がモノをデモに投げつけ、怒ったデモの人々がアパートに侵入しそうなことがあったらしい。投げた気持ちはよくわかる。 地震などの被災地に、取材のヘリコプターが飛び回り、煩くて救助ができないという記事を読んだが、その通りである。震災地の取材は代表局が上空何m以上というような規制が必要である。 ブラジルにヘリコプターの規制があるのかどうかさえも知らないが、市内を飛ぶ場合はかなり上空を飛ぶように義務付けてほしい。数年前にデモでカメラマンが機動隊のゴム弾を受け失明をしたり、怪我をする記者やカメラマンが相次いだ。それからヘリコプターによる上空からの取材が増えたような気がする。 ブラジルにしろ、日本にしろ、より厳しいヘリコプターの規制が必要だ
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