人の家に行って困るのが、いろんな飲み物を勧められることである。メニエル病？　になって以来、よっぽどなことがない限り清涼飲料水もパック入りジュースも飲まない。飲むのは普段は、水とコーヒー、お茶である。あまり、あれこれと頼むのも悪いから、一番簡単なミナラルウォーターを頼むことにしている。そうすると、皆僕が遠慮していると思うらしく、しきりに、いろいろ勧めてくれるので困ってしまう。ブラジル人はビールや清涼飲料水を、ほとんど水変わりに飲んでいる。そんな家で水にこだわるのも悪いので、絶対飲まないというつもりはないので、あるものを飲ませてもらう。 アルコールも一人で飲むことはまずしないから家にはアルコール類は一切ない。以前は南米産のワインをよく飲んだが今はそれさえも飲まなくなってしまった。大学時代、毎日二日酔いになるほど飲んでいたので、もう、たいして飲みたくないのだ。もともと身体にあわないのだろう。飲むと二日酔い、三日酔いとなり、いやというほど吐いたし、苦しんだ。大学時代の友達に、飲まない、というと皆驚いた顔をする。たまに友達とビールやワインを飲むと、一杯目はしみじみおいしく感じる。 今は、アルコールも飲まないし、タバコも飲まない。嗜好品は唯一コーヒーになってしまった。別に我慢して飲まないわけでもなく飲みたくないのである。なんか人間的に面白みが欠けてきたような感じがする。

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