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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
5.22初めてのウーバー [画像を表示]

5.22初めてのウーバー (2016/05/21) 知人がウーバーを呼んでくれて初めてウーバー(Uberとは、アメリカ合衆国の企業であるウーバー・テクノロジーズが運営する、自動車配車ウェブサイトおよび配車アプリである。現在は世界58カ国・地域の300都市で展開している。 ウィキペディア)を使った。
何も知ないままに住所を聞かれて、知人が呼んでくれた車に乗り込んだ。運転手が車に乗るなり、「何か飲みたいものはありますか?」と柔らかな調子で聞いてきたのでちょっと驚いた。何も飲みたくなかったので断ったが、こうしたサービスは無料だと何かで読んだような気がする。実際はどうなのだろう? 運転手に聞くと呼ばれた段階で(今後規定は変わるよう)、カード払いされているらしい。だから運転手との間に一切現金のやりとりはない。現金が手元にあるわけでもないので、襲われることも少ないらしい。
いろいろ話していると、車とスマホを持っていて犯罪歴等がなければ、(もしかしたら違反のあるなしもさらに必要なのかもしれない)がなければ誰でもできるようだ。僕でもできるらしい。この運転手は初めて一か月ほどらしいが、3か月、5000~6000レアル(15万円~)の稼ぎがあるという。ちょうど銀行の副支配人ほどの給料であるから、決して悪くない。
「なかなかいい給料だね~」と話を向けると
「時間にかかわらず働かないといけないので大変だよ。だけど上司もいないし、すべて自分次第だから気楽だよ」と言ってにっこりわらった。
 その運転手は、見るからに気さくで教育レベルが高い感じでタクシー運転手にありがちな高飛車な頑なさを感じなかった。今までタクシーを使って本当に嫌な目にあった。トランクに小さな荷物を積んだだけで超過量をとられたり、初めからメーターの料金があがっていたり、メーター運賃の上がり方が速かったり、わざと遠回りをされたり、今まで、よくタクシーとケンカした。だからよっぽどのことがない限りタクシーは乗らなかったが、ウーバーなら使ってもいいかなと言う気になった。しかし、ここブラジルでは安くて良いものなど存在しない、と僕は思っている。使ううちにボロが出てくるかもしれない。
空港にも行くとのことである。空港では客を待っているウーバーが列になって待っているらしい。今後、空港に行くにはウーバーを使ってもいいかもしれない。(もし空港にいったり、帰って来たりする場合にウーバーを使おうと考えている人は、荷物の超過量の有無や市を越えた場合の運賃などについてよく調べておいた方がよいと思う。わずかなお金のことで、腹を立てるのは体によくない。僕は人間ができてないから、わずかなお金だからこそ腹が立つ。)
ウーバーはカード先払いだから遠回りなどする運転手はいないし、メーターを改造されている心配もない。ウーバーを使えば、嫌な思いをせずに済むだろう? とは言え、ずる賢いブラジルは多いから、今後あの手この手で金を取ろうとする気がする。ウ-バー管理会社に頑張ってもらいたい。
サンパウロではウーバーが今月認可された。一般タクシーの30%ほど安くサービスもいいウーバーが今後タクシーを席巻してしまうかもしれない。

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ウーバー反対デモで道を封鎖するタクシーの運転手。この日、サンパウロでウーバーが認可された


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