5・23 信用=お金 (2016/05/23)
先週は朝から仕事でオルガニック市場に行くことができず野菜を購入することができなかった。今日、魚と肉をメルカードで買うついでに通り向かいの野菜売り場の建物に行った。 高い! すべての野菜が、オルガニック市と同じかそれ以上になっていた。数か月前に行ったときには、オルガニック市の半分から3分の2ほどの値段だったのに! これでは普通のスーパーに行けばもっと高いだろう。オルガニック市場は農家の直販売だし、値段はさほど上げていないのだと思う。しかしこの調子だとオルガニック市の野菜も値あがりしそうである。TVのニュースでは干ばつでトウモロコシの収穫がおちているらしいし、近郊野菜農家も天候不順でずいぶん影響を受けたと言っていた。 買うことができなかったら、普通の野菜を買うしかない。今日はベティーハーバーを買ったが、ちょっと量は多いもののオルガニック市と同じ値段だった。 「葉っぱは取っていい」と売り子の兄ちゃんが聞いてきたので思わず残していておいてと言った。茎をキンピラにするとおいしいのだ。しかし、あとで農薬のかかった茎を食べることになるので考えてしまった。オルガニック市ではそんなことは心配なくてもいいのだが・・・。オルガニック市の野菜だから大丈夫だと信用するのは単なる気休めかもしれない。しかし、すくなくとも僕は心配しないし、よく洗ったりしなくてもいいから僕には楽である。 オルガニックの野菜とは言え、知らない他人が作るモノだし、それもブラジル人が作るのだから、絶対大丈夫だとは決していえない。どうしても絶対を求めるなら自分で栽培するしかない。そんなことはとうてい僕にはできないから信用するしかない。詐欺や嘘が蔓延し、人がどうなっても関係ない、お金至上主義のブラジルのようなところに住んでいると「信用」=お金だと最近つくづく思う。おそらく今の日本もどんどんそうなっているだろうと思う。ブラジルよりはましだとは思うが・・・
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