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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
5・29 悔しい~

5・29 悔しい~ (2016/05/29) 悔しい~
行く前から妙な悪い嫌~な予感があった。その予感にしたがっていれば良かった。

今日は、世界の5指に入るほど人が集まるゲイパレードがあったのでパウリスタ大通りに行った。行く前から気分が重くよっぽど辞めようかとおもったのだが、行かなかったら行かないで悔しい思いをするので気を奮い立たせて行ったのだ。
 念のために、レンズは盗まれても構わないような古いもの、カメラ本体も困らないようなものを選んだ。古いのでレンズは非常に重く、前に数時間持っていて腰を悪く仕掛けたので、カメラ用のナップサックに入れていくことにした。以前やはり人の多いデモで盗られかけたので、今回は厳重にしていた。
 撮影後半に入り、気が緩んだところでやられた。80~200mm少し大きなズームレンズをジャケットのポケットの中に入れて撮影していたのだ。こんなことはしちゃいけないと最初から気づいていたのにしてしまった。完全に自分のミスとしか言いようがない。
10年ほど前に、古いだれも使わないようなものを買ったが、棚に置いている間にさらにカビが生え自分でもほとんど使っていなかった。しかし、使ってみると、あとでイメージをソフトで修正すればなんとか使えないこともなかったので、この頃は危ない時に行くときこのレンズをもって行っていた。カビも生えているし、古いし、盗られてもいいや、と思っていたのだ。この頃の日本人がよく使う言葉で「使い倒す」という言葉があるが、ほとんどそう言えるほど使い切ったレンズであった。盗んだ奴が売ろうにもカビは生えているし古いわで、ちょっとカメラに詳しい人であればブラジル人でも誰もかわないだろう。しかし、いざ盗られると悔しくて悔しくてたまらなかった。盗られてもいいやという油断が呼んだ不注意だ。やはり仕事道具で盗られていいものなどないのだ。暴力的に盗られなくて良かった、それで済んで良かったと考えようとしたが、余計くやしさますだけなので、盗られたこと自体をなんとか忘れようとしている。
今日は早く寝て忘れよう。このブログを書いたことで少しは悔しさが薄れればと思い書いたのだが、少しは忘れさせてくれるだろうか。


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