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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
6・20 金も権力もなければ黙って耐えるしかないのだろうか?

6・20 金も権力もなければ黙って耐えるしかないのだろうか? (2016/06/19) それにしても寒い。こう毎日寒いと外に出るのが億劫になる。
最近、いろんなところで、パンカドン(路上ディスコのようなモノ)が行われ、朝までガンガンに流されるファンクの大騒音に住民は大迷惑を被っている。騒音はもちろん、路上で麻薬の売買をするわ、セックスをするわ、空き缶、空き瓶を散らかしていくわ、で住民にすれば迷惑この上ない。一般的にこうしたパンカドンは中流庶民以下の住宅地の路上で行われる。10時以降は騒音を立てることは禁止されているはずであるが、警察に通報しても、数百人の若者の集団に警察も恐れをなしてこないらしい。学生デモになると機動隊が現れ暴力的に退散させるのに! 何故、機動隊を出動させない、と言いたい。州知事は自分に被害も何もないから出動させないのだろう。
 先月に、暫定大統領のサンパウロ自宅周辺にセンテットのデモ隊がきたときは、機動隊を出動した。これをみても、政治家や金持ちなどが迷惑を被れば力づくで追い払うことがわかる。庶民が困っても彼らには関係ないのである。TVのニュースに流れると、政治家や警察は自分たちの人気が落ちるのを恐れ、やっと出動させる、と言った具合である。
 ノーベデジュリオ大通りを隔た僕の住むアパート前でも、夜の9時を過ぎても、音響の路上ディスコ? コンサートが行われていた。休日、家で仕事をしたり休んでいるときに、こうした大音響で煩いと本当にいらつかされる。自分に関係ない音は不思議に余計気にかかる。夜10時を過ぎてやっと静かになったし、大通りを隔て幾分音は低められていたので耐えられたが朝まで大音響で眠れないとなると本当に腹立たしいと思う。住宅地でのパンカドンやコンサートは厳しく取り締まってほしいが、政治家や権力者は自分たちに影響がなければなにもしないだろう・・・。金も権力もなければ黙って耐えるしかないのだろうか?


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