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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
7・3 「冷静に」 [画像を表示]

7・3 「冷静に」 (2016/07/02)  この頃、毎日掃き掃除をするようになった。ただでさえ掃除は大嫌いなのに、自分でも驚く。
 基本的には「清潔」が好きなので、服など汚れているのは好まない。だが、掃除をするのは嫌いなのである。毎年年末に部屋の大掃除を試みるのだが、ものの10分で嫌になって諦めてしまう。整理整頓が苦手なのである。それでも最近はじじいになったせいか物忘れをよくするようになったので、必ず元あった場所に返すようにしている。おかげで少しずつ整理整頓がされているような気がする。もっともそれは自分の中でであって、他人が見ればそのままほっぽらかせているだけにしか見えないかもしれない。
 今まで一度も毎朝掃き掃除したことはなかった。しかし、犬が増え、床に毛が散乱するようになった。さらに、糞や小便を時々間違えたところにするので、嫌でもしなければならなくなった。放っておくと、臭くなるし、毛でいっぱいになってアパート中が汚れきってしまう。自分の整理整頓となるとすぐ嫌になるのだが、不思議に犬たちの汚れはすぐきれいにするようになってきた。臭くなって他のアパートから文句が来ることを自分の中でもよくわかっているからであろう。
 こうやって書いているとまるで他人のことを書いているようである。というのは、頭の中で解っていることと、自分の気持ち・感情とはかなりのギャップがあるせいだ。とくに僕はそのギャップが激しいようで、頭の中で解っていても、気持ち・感情で動いてしまう。いくら頭の中で考え、自分自身によーく言い聞かせていても、その場になると、カッとなって今まで考えはぶっとび、思いもよらぬ方向に進んでしまうことがしょっちゅうである。だから、自分の未来は予測が付かない。いつも冷静に考え通りに動けるクールな男になりたいのだが・・・。
 つまるところ仔犬がアパートに来るようになったこともそうだし、過去をさかのぼれば、ブラジルに来ることになったのもそれに近い。「冷静に」「冷静に」かっとなりそうになるといつも呪文のように繰り返しているが、紙にかかれたお札のようにぶっとんでいってしまう

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仔犬たち歩くようになった。最近1日1日の成長が大きい


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