メルカードの野菜売り場で鶏の卵を１バンデージョ（２ダース半）買った。自分ようにはオルガニック卵を買うのだが、さすがに犬たちにまでは与え続けられないので買ったのだ。母犬が７匹の仔犬たちに乳を吸われ、どんどん痩せていくので、栄養補給にゆで卵をあげていた。今までは自分用のオルガニック卵を与えていたが、犬たちに与えるのはあまりにも高すぎる。母犬１匹だけに与えることはできないから他の犬たちにも与えなければならないので大変だ。とりあえずカイピーラ（地飼い鶏のこと？）だそうで入れ物にはオルガニックと書いてある。値段は13レアル（約350円）。普段買っている卵は１ダースで⒓レアルだから、半分以下の値段である。これほど値段の差があると、本当にオルガニックの卵とは信用できない。 　家に帰って、卵焼き用に割ってみると、黄味が黄色ではなくオレンジ色であったのでびっくりした。あまりに赤みがかっているので、オルガニック市の、いつも野菜を買うボックスの日系人おじさんにきくと、 「ちゃんと地面で飼っているから赤いんだよ。鶏は土たべるでしょう」 　そういえば、ブラジルにはテラロッシャの赤い土のところが多い。確かに赤い土を食べれば、卵の黄身も赤くなるだろう。チリ産のサーモンなども身が赤くなる成分を与えていると聞いたことがある。なるほど～。感心していると、「そりゃ、本当にカイピーラだよ」と言ってくれた。 　オルガニックの卵だと１００％は信用できないが、とりあえずカイピーラであることは確かなようだ。自分用もしばらくこの卵を買ってみようと思っている。

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