8・9 今大会初の金メダリスト (2016/08/08)
「シダーージ・デ・デウス」というコミュニダージを舞台にした映画があったが、その町産まれのラファエラ・シルバが今オリンピックで第一号の「金」メダルを女子柔道で獲得した。TVなどでは、何度も優勝の瞬間が映しだされ、周囲も熱狂的に喜んでいた。 しかし、彼女がTVに取材されている様子を見ると、いたって冷静にトツトツと取材に返答し優勝に舞い上がっている、という感じは受けなかった。体操男子の選手などは、感極まって競技後泣き出す選手までいたことを考えると、ラファエラの冷静な対応が際立った。 「得たお金で車を買い家を建てて、家族の生活を助けたい」という言葉が印象的だった。彼女は金メダルに驕ることもなく、これからももくもくと練習し、子供たちの指導を続けていくだろう。そうした姿が彼女のインタビューから容易に想像できた。久しぶりに好感を抱いた選手だ。
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