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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
12・9 不安で一杯

12・9 不安で一杯 (2016/08/22) セントロを歩くと、「liquidação (安売り)」の垂れ幕などをした商店ばかり。5軒に2軒は安売りをしている。シャッターをしたままの店も多い。そういう風景を見ていると、不況が身近に迫ってきていることをひしひしと感じる。
TVのニュースではサンパウロで3つの車工場が操業を停止しているらしいし、今朝のニュースではミナスのフィアットの工場が新たに停止したという。ある下請けの工場では、生産が7割減った、と経営者が嘆いていた。
こんな状態が続くと、国民のうっ憤は近いうちに爆発するだろう。汚職贈賄をして億単位のお金(結局は国民の税金)を盗んでいる政治家は戦々恐々としていると思う。 今までは逃げ切れるだろうと、安易に考えていた政治家も、次々と関係者が逮捕されているし国民のうっ憤のはけ口となる可能性もある。今までのように、政治家の権威を利用して好き勝手になんでもできるという時代は終わってしまった。
下院の元議長や元大統領はなんとか逃げ切ろうとして、あの手この手で、裁判を伸ばしている。しかし、もしこのまま逃せば、さすがに国民も怒るだろうから逮捕される可能性は大である? もし、逃がしてしまえば、同党の暫定大統領ともどもつるし上げられるだろうから、簡単には逃げられない。そんな状態だから、暫定大統領はブーイングとその映像が国内はもとより世界に流れてさらなる人気の下降を恐れ、オリンピックの閉会式に出席さえもしなかった。
金のばらまき作戦でなんとか逃げ切ろうとする可能性もあるだろう。とにかくブラジル人は金に弱いから、金次第でころっと変わる可能性は十分ある、逮捕されるまでどうなるかわからない。ずる賢い政治家は、貧乏人とマスゴミを味方につけ、海外に逃亡し逃げ切る可能性は十分ある
とにかく、経済が良い方向に進んで行ってもらいたい。オリンピックも終わり、今後どうなるのであろうか? 今後の先行きが本当に不安である


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