8.27 夕散歩 (2016/08/26)
いつも夕の撮影散歩をどこに行こうか、と悩む。結局、信号などの具合で足の向くまま歩くことになる。今日はしばらく行っていなかったルス駅に。この辺は、麻薬のフリー市場と言われるクラコランジャなどが近くにあり、危ないのであまり行かないことにしている。常時一眼レフカメラを持っているので、どうしても危険な場所は避けてしまう。 付近では写真を撮らないことを自分自信に言い聞かせて向かう。つい、大丈夫だろう、と思って写真を撮ることしばしばあるからだ。路上生活者や、通行人、店の者、・・・誰かが見ているので気を付けなければ危ない。その一人が強盗であったり、強盗に早変わりする人間がいたりするからだ。 人を信用できないのは悲しいことだが、それだけサンパウロは強盗が多い。特にこの辺は危険地区で普通の人間はあまり行きたがらない。僕も自分は大丈夫なんて決して思っていない。カメラはこちらでは日本の最低でも1.5倍はするし、日本でも30万円以上するから決して安くない。盗まれてから泣いてもどうしようもないから、必要以上に気を付ける。 そこまでして、写真を撮りたいか? と言われそうだが、「見たい」しできれば「撮りたい」。勿論撮れないことはよくあることだから、そんなときは、目に焼き付けて、構図を考えて頭の中で楽しむ。仕事で絶対撮らなければならないときは、人に頼んで一緒にきてもらったりするが、毎日の散歩ではそこまでできない。良い写真を撮れるか撮れないかは、もちろん技術もあるが、コーディネーター次第と言ってもいいくらいだと思っている。
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