10・4 マンゴー「エスパーダ」 (2016/10/03)
果物はいつもメルカード近くの路上販売のおじさんから買うようにしている。そんなに安いわけでも新鮮なわけでもないが、僕が選ばなくても小さな台の上にならべた果物の中から良いものを選んでくれるし、何より、そのおじさんの朴訥さが好きであったからである。 1.5m四方も無いような台の上で今日もマンゴー、パイナップル、グァバなどが売られていた。その中に見たこともない小さなマンゴーがあった。フェイラ(青空市)などで時々見るm緑の小さなマンゴーは僕には甘すぎるものが多く、好みではない。しかし、写真を撮らしてもらったので、とりあえず買った。おそらく、野生種に近い種類だろう。街路樹のマンゴーの木からでも採ったものではないだろうか? 聞くと、「エスパーダ(ナイフ)」と言う名前らしい。その名前の通り、ちょっと細長い。他にトミーという栽培種があったので買う。 家に帰って食べてみると、ほとんどが完熟か熟しすぎの様なものばかりであった。バナナでも熟してしまったものは嫌いだから買わない。僕が買うものは緑とまではいかなくても、少し緑がかっているものである。アドガボやマンゴーもそうである。固いものを買って、自分の好のみまで熟れるのを待ってたべる。ところが買ったエスパーダは完熟を越えていた。ほとんどを犬にやったが、自分でも少し食べてみた。甘すぎ! 繊維が多すぎ! やはり街路樹か庭の木から採ったものだろう。決して野性味あふれる味というものは嫌いではないが、ブヨブヨ、甘あまでは食べる気にはならない。 期待はまったくしていなかったが、ちょっとがっかりである。
 | エスパーダ。ナイフのようにちょっと細長い。甘くて繊維が多かった |
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