10・5 マンジューバの唐揚げ (2016/10/04)
マンジューバという、ちょっと見た目がキビナゴに似た白っぽいカタクチイワシ科の魚がいる。最大でも12㎝ほどでちょうど大人の人差し指くらいの大きさ。日系人は新鮮なものを刺身や酢漬けにして食べる人が多いらしいが、ブラジル人はカラッと揚げて食べる。あっさりとした白身の魚で、ビールのつまみに最適である。残念ながら刺身は食べたことはないが、酢漬けもなかなかの味らしい。というのは、僕はあまり酢が好きでないので何とも言えない。 メルカードで見かけたので、たまには変わった魚も食べてみようと思いたち、購入した。1キロ22レアル。650円ほど。揚げるつもりで500g購入した。 何度も揚げるのは面倒くさいので1度に全部揚げる。魚自身が小さいので、内臓も頭も取らずに丸ごとそのままだ。からっと揚げれば問題ないだろうと思っていた。 これまで肉や魚を揚げたが、なかなかからっと揚げることができないので、今回はネットで調べ上げ、レシピ通り水と小麦粉1対1、水は15°くらいに冷やし、油の温度は高めにする。思った以上にからっと揚がり感激した。揚げたてを食べると、カリカリ、ホクホクで最高。思わずビールを飲みたくなった。しかし、全部揚げ終わったころには、カリカリ感が随分なくなっていてがっかりした。フライパンで温めるとからっとカリカリ感は大分戻ったので、それはお愛嬌ということにした。 日系人の知人と話していて、大きな失敗にきづいた。その方は、マンジューバを料理するには必ず、内臓は取るというのだ。「何を食べているかわからないから汚いでしょ」 そう言えば、ネットに浅い海に住むと書いてあった。失敗であった! 確かに内臓が汚い可能性は十分あるし、魚自体が汚染されている可能性は十分ある。残ったマンジューバを食べるか、捨てるか、ちょっと悩ましいところである
|