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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
10・13 ボリビア人を探して [画像を表示]

10・13 ボリビア人を探して (2016/10/12) 「アウグスタ通りやパウリスタ大通りにボリビア人親子や恋人が溢れていて驚いたよ」
と聞いて、おっ、ついにボリビア移民も生活に余裕ができてきたのか! と思った。
 サンパウロにはボリビアから出稼ぎにきた移民が多い。最近でこそ銀行口座を持った人もでてきたが、ほとんどの人はもっていなかった。彼らのタンス預金を狙ってブラジル人による強盗事件が横行した。幼い息子を殺害され、帰国した人もいた。
 多くの人は縫製工場で働き、地味に生活している印象があった。服飾卸街ブラス近くのモッカ区には彼らが働く縫製工場が多くあり、ボリビア人街が形成されている。ボリビア料理レストランが軒を並べフェイラ(青空市)がたち、近年有名になってきた。以前は、工場が休みになる週末には、セントロをぶらぶら歩く親子やカップルをよく見かけたものだ。それが、今はパウリスタ通りとは。パウリスタ大通りは、サンパウロの観光ポイントであり、シンボルであるビジネス街だ。近代的な高層ビルが立ち並び、ショッピングセンターも数軒ある。地味で目立たない印象の強かったボリビア人がそうした街にでてきたことは、ちょっと驚きであった。
 自分の目で確かめたくて、子供の日の祝日の12日にパウリスタ・アウグスタ通りに夕方行ったが、ボリビア人には出会うことがなかった。曇り空で少し肌さむかったこと、次の日は仕事があったことなどが影響していたのかもわからない。
 ボリビア人、アフリカ人、ハリーケーンの被害でハイチ人が今後どんどん増えていくだろう。ブラジルはまさに難民・出稼ぎ大国である

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日曜日のパウリスタ大通り


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