日本食ブームのおかげで、2000年ほどから豆腐や醤油のいろんなメーカーを目にするようになった。もともとあった小さなメーカーの生産が増えたのか、新しいーカーなのかちょっとわからない。選ぶ選択が増えたことはありがたいが、悪い癖で、ついいろいろ買って失敗してしまうなこともよくある。 　リベルダーデの日本食店にいくと、沖縄豆腐というのがあった。大と小があり大は800グラム9.8レアル約300円。去年日本に行ったとき100~200円で500グラムほどのものがいくらでもあったような覚えがあるから、日本と比べれば少々高い。ブラジルでは日本食材は、製品にしろ生鮮物にしろ少し高い。それでもリベルダージは他の場所に比べるとかなり安い方だ。 　違いを期待して食べたが、いつも買う豆腐と味、固さなどさほどかわらなかった。僕にはその違いがわからなかった。ネットで調べてみると、固さ、大きさに違いがあるそうだ。沖縄豆腐は固くて800グラムほどが普通らしい。僕がいつも買う「とうふ」は1キロで、今回食べた沖縄豆腐ほどの固さはあるから、ブラジルで普通に買う豆腐にはネットに書いている違いはあてはまらない。 　もしかしたら、ブラジルの豆腐は、豆腐というだけで、沖縄豆腐なのかもしれない。沖縄出身の移民が多いから、その可能性は十分ある。ただ、木綿豆腐、絹ごし豆腐なんていうのもあるから、本土の豆腐もあるのだろう。今度試してみたい。

前のページへ / 上へ / 次のページへ