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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
10・19 ブラジルの気候異変

10・19 ブラジルの気候異変 (2016/10/18) この頃、雨が降ることが多くなった。市内は幾分湿度も高くなり、空気も清浄され、ほっと一息状態であるが、貯水湖より上流では降ってくれているのであろうか。去年?今年? の6月~8月ごろは、水不足でセントロ近くにある僕のアパートでも断水したことがあった。セントロには会社や銀行が多く、めったに停電や断水にはならないだけに断水には驚いた。水道水はちゃんと出ているが、今は週に1回、飲み水、料理用に2.5リットルのミネラルウォーターを6本せっせと買って使っている。来年は困りたくないから、雨の降りだす今からがんばって降って欲しいものだ。
最近は、アマゾンやノルデステ(東北伯)地方では雨が降らず、農作物や放牧牛は被害を受け、川の水量が減って困っているらしい。その一方で、昨日は南伯のリオグランデドスル州で大雨が降り46市町村が冠水した。こうした各地の気候異変は、エルニーニョ現象やラニャーニャ現象の影響もあるようだが、アマゾン地帯の伐採が大きく影響しているようだ。年にサッカースタジアムの何個分が消えていく、などとニュースで告げられている。アマゾンの不正伐採のほとんどは、畜牛用の牧草地化だ。牧草地化は現在森林破壊の最大要因で、全体の約70%にも及ぶらしい。多くのブラジル人は、先のことや他人のことなど考えないで、今、自分に金が入ることしか考えないから、簡単には不法伐採はなくならないだろう。
ブラジルアマゾンの不法伐採の影響は、アメリカにも干ばつをもたらしているらしい。近い将来、日本にも影響は何らかの形で波及するだろう。ブラジルの気候異変はブラジルだけの問題では片づけられない


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