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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
10・24 学生酔っ払いパレード [画像を表示]

10・24 学生酔っ払いパレード (2016/10/23) 「ラドロン、ラドロン(泥棒)」
すぐ横に男が大声で怒鳴った。この男は上半身裸で結構酔っているみたいだったので、冗談で叫んでいるのかと思っていた。その男の視線の方向を追うと、反対側の歩道を男が走り、その後ろを警官が追いかけていた。
学生が数千人も集まって酒を飲みながらのパレードを撮影していた。どういうパレードか数人の学生に聞いたが、皆ぺろぺろ酔っぱらっていて要領を得ない。一人の日系人によるとUSP(サンパウロ大学)の学生が集まってのパレードだというが、人数からして何となく怪しい。このパレードの半数以上が何のパレードか解っていないのではないだろうか? おそらく市の大学生が集まってのパレードだと思う。半数以上が白人系で育ちのよさそうな顔をしている。日系人? 東洋系の学生も多い。大学に行っているような青年は、やはりまだまだ裕福な家庭の子供なのだろう。
逃げる泥棒の前にいた学生がとうせんぼうをしたり、足をひっかけようとしたりするが、誰も止めようとする学生はいない。最近の泥棒は拳銃や刃物をもっているから、怖くてできないのだろう。もし、僕がその場にいても、せいぜい足をひっかけようとしたくらいだと思う。陸橋の階段を逃げていったので、てっきり逃げてしまったのかと思ったが、しばらくして警官が男に手錠をかけて帰ってきた。停まっていたパトカーの中を見ると、既にひとり捕まっていた。おそらくひったくり泥棒がハエのように集まってきているのだろう。学生たちはペロペロに酔っぱらっているから、後ろポケットに入れた携帯は簡単に盗むことができる。おそらく彼らの他にもたくさん泥棒がいるはずである。特にこうした人が集まるところには、女性のスリが多い。彼らにとってこれほどおいしい獲物はない。
調子に乗って撮っていると僕も狙われる可能性は十分ある。この頃のこうしたイベントは決して油断ができない。そこそこにしてその場を去った。 

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酔っぱらってベロベロ状態の学生だらけ。これじゃー、泥棒にとっては携帯や財布が落ちているようなもの


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