10．２７ 増えるスコール (2016/10/26)
夜9時を過ぎ、もうひと踏ん張りしようか、と思っていたところに雷が。一瞬、犬たちもびくっとするほどの大きな音だ。かなり近い。セントロは高いビルや避雷針が多いので、今まで雷は落ちたことはないが、ブラジルは世界でもトップクラスの雷が多い国であるから落ちる可能性は十分ある。ＰＣが壊れてから後悔するのも嫌だから慌ててＰＣ、インターネット線を切る。
夕刻のスコールに伴う暴風が街路樹をなぎ倒し、最近、停電などの被害が多い。その上大雨で冠水する。あれよあれよという間に１ｍ近くも増水し、家電や家具を助け出すこともできないらしいから大変だ。幸いなことに、僕の住むセントロは水はけもよく、アパートが22階ということもあり、水害に遭うことはないが、風の強さにはいつもおののいてしまう。隣のアパートとの境に設けられているついたては、いつも吹き飛ばされそうなほどたわんでいる。よく吹き飛ばされないモノだ、と感心してしまう。建物の管理人にきくと、今までそのような事故は起きたことがないそうだ。それを聞いて、余計な心配をしたくないので、もう、あえて見ないことにしている。
おそらく、さらに暑くなるにつれ、ますます激しいスコールが吹き荒れるだろう。街路樹が倒れてくることもあるし、何が吹き飛んで来るかわからない。さらに、病原菌だらけの汚い水は危険だから、雨が降りそうになったら、できるだけ早く建物内に逃げるようにしている。運悪く逃げ遅れ、汚水に浸かり、濡れてしまったら、できるだけ早く家に帰ってシャワーを浴びることにしている。よく、浸かった水の中を歩いて熱が出た、という話をきく。サンパウロの町は思っている以上に不潔なので気を付けなければならない。
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