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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
11・5 変わってきた味覚

11・5 変わってきた味覚 (2016/11/04) 豆腐が食べたくなったので、夕にリベルダージに買いに行く。いつも売れ残っているものは少ないのに今日は意外にたくさんある。いつもの1キロの木綿豆腐「とうふ」約11レアル(約300円)を買う。すっかりブラジルの豆腐に慣れてしまい、最近は日本で食べても、木綿豆腐でも柔らすぎるように感じてしった。僕が買っている、コロニアの木綿豆腐はかなり固い。なにしろ、沖縄豆腐として売っているものと固さは変わらないのだから。沖縄豆腐はゴーヤチャンプルなどに入れて食べるから崩れないように固くしているらしい。その固さとおなじということは、かなり固いということである。
 完全手作りではないだろうが、日本のものと比べ、手作り感がする。おそらく形がふぞろいであったりするからであろう。その分なんとなく、自然な感じがしておいしい。日本に帰って1,2年ぶりに食べる絹ごし豆腐の1口目は柔らかくて感動ものではあるが、2口3口と食べ進んでいくと、ブラジルの豆腐の固さが懐かしくなる。まだ、食べたことないので、京都の絹ごし豆腐を一度食べてみたい。
 僕の味覚は、すっかりブラジル・コロニア・ジャポネースになってしまったようだ。麺類のツユもブラジル・コロニア製のものがあるが、日本製のツユのように甘くない。そのせいか、ツユも豆腐同様ブラジル製に慣れてしまい、日本で食べるソウメンは、甘すぎる。おそらく、日本の味付けも以前に比べると甘くなっているように思うが、僕の味覚自体がコロニアにすっかりなじんでしまったために余計甘く感じるのだろう。日本の旅行者がブラジルの豆腐を食べたらどう思うだろう。興味深い。
日本の食品を以前のようにおいしく感じなくなってきているのは少し寂しい。


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