１１．１２ カッカ (2016/11/11)
「怒ったら損だよ。もっと歳をとったら気長になるよ」
知人の日系人おじさんがニコニコしながら言う。
実は、バス料金をカードに入れようと窓口に行ったら、100レアル札（最高額紙幣）をどこも拒否されてしまい、少しカッカしていたのだ。日本の感覚で言うと、コンビニで3千円の買い物をしようとして1万円をだしたら拒否された感じである。ブラジルは偽札が多いので、窓口の女性も責任を負うのがいやだから受け取ろうとしないのだ。解っているのだが、完全には許容できず、少しカッカしていたのだ。もし僕が受付の女性だったとしても拒否した可能性は十分あるのだが・・・・。
僕のような短気な人間にとってブラジルはカッカすることばかりである。人と道を歩くときには他の人が歩けないくらい道いっぱい横に広がって歩くし、スーパーで買い物をするときは、ほぼ必ずレジでは並ばなければならないし、車は横断歩道上に平気で停車するし、犬の散歩は離して散歩するし・・・・。
いちいちカッカする僕が悪いのだと思うが、見ているとブラジル人も結構腹を立てて、喧嘩をしている姿をよく見かける。ブラジル人自身にとっても腹立たしいことは多いのだ。
腹を立てると、血圧が上がり、身体にもわるいので、怒りをため込まないように、問題にならない程度に吐き出している。おそらく、日本人にしては嫌なことをはっきり口に出す人間になっていると思う
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