11・23 セントロから減った路上生活者 (2016/11/22)
この頃セントロを歩いて気が付いたことは、路上生活者が減ったこと。勿論、日中、道路でゴロゴロしている路上生活者はたくさんいる。しかし、テントなどを張って、その場所で生活しているような人々が消えた。 テアトロ・劇場前の大型電気店カーザ・デ・バイアの軒下でずっと暮らしていた10数人も消えたし、御茶ノ水橋近くの広場のテント群も消えた。劇場前の路上生活者などは麻薬を吸引していて危険な雰囲気がプンプンであった。彼らはどこに行ってしまったのか? 御茶ノ水橋の脇に数張りのテントがあったので広場から移ったのかもしれない。警察がこうした路上生活者を山に連れていって置いてくるという噂もある。数年前も、他州の市役所が路上生活者をバスでサンパウロに運んできて置き去りにしていった、という事件があった。サンパウロのセントロでも同じことがあったのかもしれない。 貧しい人々やアフリカ人やボリビア人が占拠して住居している古いビルやアパートがセントロにはたくさんあるが、その中でも最大クラスのアパートで住民が撤去されたし、その他にも2,3のビルで住民が撤去された。驚くことに、僕はテレビでもネットでもそのニュースを見なかった。毎日、朝6時~12時まではテレビを見ているから流されなかった可能性は十分ある。あれほど大きな建物から住人を撤去するとなると、なんらかの混乱があったはずなのに不思議だ。 町が綺麗になって、少しでも安全になることはありがたいが、なんとなく締め付けを感じる。新市長の就任は来年からではあるが、もう何らかの影響があるのだろうか?
 | ここにテントを張って生活していた路上生活者も消えた |
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