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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
11・25  3分の1 [画像を表示]

11・25  3分の1 (2016/11/24) 雄犬の去勢手術をしたときに、化膿防止の抗生物質を買わされた。2か月前に買ったときに34レアル(約1100円)であった。
他の犬が怪我をしたので別のペットショップで同じ薬を買うと14レアルであった。その店は他のペットショップと比べても格別安い店ではない。普通である。ところがこの値段の差。約3分の1である。いくらなんでも、この差はひどすぎる。消費者をバカにしている。高く買った最初の店のオーナーはまだ店を開ける前から知っていることもあり、余計はらだたしかった。
幼い頃ブラジルにやってきて、こちらで大学を終えてペットショップを開いた。約束をまもらなかったり、妙にズル賢く、それほど信用はしていなかった。ドッグフードなども他の店よりも少し高かったが昔からの知り合いということで買っていたが、送料を要求したので買うのをやめた。アパートから1分のところに別の店があったから、わざわざ余計に金を払ってまで高いドッグフードを買う必要はなかった。それにかかわらず、去勢手術にの店を使ったのは、妹の獣医の腕を信用していたからである。今まで雌を含む4匹の去勢をしたが一度も失敗はなかった。去勢はたいして難しい手術ではないだろうが、狂犬病の注射を打って何匹も犬が死んだ事件を知っていたので、ブラジルの獣医を(人間の医者も信用していない)避けたのだ。こんな値段の設定をして売って恥ずかしくないのであろうか? 14レアルで薬を買った店主もあまりの高さに驚いていた。
大昔に、同国移民の夫婦が営業していた雑貨店でペンキを買った。買った当初は気が付かなかったが、帰ってみると消費期限が過ぎたものであった。すぐ、取り換えに行ったところ「食べ物じゃないからいいじゃないの」と言って交換を拒んだが、夫が「変えてやれよ」というようなことを母国語言い、しぶしぶ妻は交換した。やはりこの国の人間の感覚はおかしい。とにかく金を稼げれば、他の人がどう思うと、迷惑を被っても関係ない、お客に喜んでもらおうというような感覚はないのである。
すべてのこの国の人がそうではないだろうが、一部でもこんな人がいれば、もう関係したくなくなる。おそらく、日本人から同じような嫌な目にあったブラジル人や外国人も同じような印象を受けているだろう。僕の様な日本の日本人が、ブラジル人を不快な気持ちにさせると日本人全体の印象になるから気を付けたい

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使わなくなったジーンズ上で眠る2匹。やっとアパートにも慣れた


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