移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
11・26 ブラックフライデー

11・26 ブラックフライデー (2016/11/25)  ブラジルでもブラック・フライデーが根付き,今年で6回目らしい。日本では、今年あたりから始まったようなニュースをネットを見た。これほど早くブラジルに根付いた? のは、ブラジル人が欧米文化の後追いをいつもしているからであろう。欧米で流行ると、ほぼ確実にブラジルでも流行る。例え、流行らなくても1度はブラジルに持ち込まれている。
 ブラック・フライデーにしても、当初は大々的に行われ、買い物客の長蛇の列ができ、入店する人数調整をする店がたくさんあったが、今はさほど、といった感じである。セントロを見る限りでは、今でも大型電気店では列ができるところがあるが、食品店や服飾店ではほとんどない。それでも多くの店で、黒地に白い字でブラックフライデーと書いた横断幕を張ったり、飾りをしたりして、盛り上げようとしている。しかし、店の中を見ると、ほとんど買い物客がいない状態である。パウリスタあたりではもう少しもりあがっているのかもしれない・・・。
ブラック・フライデーがさほど盛り上がらなくなった理由には、経済危機で消費者に余裕がなくなったこと、商店のズルがTVなどで暴露され、消費者も賢くなったことなどがあげられる。
ブラック・フライデーの1か月ほど前に商品の値段をあげ、また元の値段に戻して値引きしたように見せかける商店が少なからずあったのだ。TVでは注意を呼びかけ、消費者も気を付けるようになった。ブラジル人がいかにもやりそうなズルだ。
 僕は、ブラジルで安くてよいものなどないと思っているから、例え安売りでも買わない。安いのには、なんらかの理由があるはずだからである。だから、食品とテレビや冷蔵庫などの白物とよっぽど必要な物しかブラジルでは買わない。必要なものは、数年に1回日本に帰国した際に購入するようにしている。
 今のブラジルでは、偽物が街にはあふれ、どれが偽物でホンモノか解らないほどである。何しろパッケージから、製品の外見まで、ホンモノそっくりで、探して、やっと、通し番号がおかしかったり、なかったりで偽物と解るような状態である。
 日本で買うものがどれほど信用できるか解らないが、少なくてもブラジルで買うよりは信頼はできる、と思っている。


前のページへ / 上へ / 次のページへ

楮佐古晶章 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2024 楮佐古晶章. All rights reserved.