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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
12・3頭の固い日本人

12・3頭の固い日本人 (2016/12/02) オルガニック市のあるアグアブランカ公園に入ると、5人ほどのジョギング集団が道いっぱいになって近づいてきた。どうして、ブラジル人は道いっぱいになってジョギングしたり、歩いたりするのだろう。4人だろうが5人だろうが、道一杯に横並びに広がって歩くのだ。
それを見てむっとする。僕の方から避けるつもりは一切ない。避けずにそのまま歩いていくと、向こうがギリギリになって避けた。それでもかすかに肩が触った。ホント腹立たしい。次に4人組のジイさん集団が、これまた横並びになって歩いてくる。これも避けない。相手が少し避けて、衝突を回避した。
このことを、市の日系人のおじさんに話すと、ニコニコしながら「まだ、ブラジルに慣れていないんだよ。なれなきゃ」と言われた
「じゃあ、避けるんですか?」と聞くと「避けるよ」と平然と言う。このおじさんはいつもニコニコして気がいい人だから、本当にそうするだろう。たかだか避けるぐらいのことで、カッカする僕の方がおかしいのかもしれない。しかし、日本からきて2年ほどの人に聞くと、「自分も避けません」という。自分も含め、日本の人は、道を譲ったりするのがきらいなのだ。
そう言えば、帰国して大きな荷物を抱えて上野駅でうろうろしていると、何人もの人に当たってこられた。その時は、空間が一杯あるのに何故当たってくるのかわからなかった。今、考えると、相手は避けたくないのでわざとぶつかってきたのような気がしないでもない。誰もあやまりもしなかったのできっとそうだろう。
日本人は、僕のように融通の利かない頭の固い人間が多いのだろう。


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