12・23 募金 (2016/12/22)
雨がふりそうで降らなかったりする天気があまりにも続いたので、今日は、早い目に夕の散歩に出る。 今日のセントロは、時間が少し早いこともあるだろうが、人が思った以上に多い。やはり、年末には町がざわついているような気がする。金の稼ぎ時とばかり、カメロー(路上販売者)やら子供を連れたもの貰いやらがたくさんでている。当然、スリやコソドロもたくさん出ているだろう。 教会主催の相談所? のようなものも、セ広場やセントロの広場にでていた。信者を増やす活動のひとつであろう。神父らしき人が、相談者の頭に手をかざしたり、熱心に話を聞いてあげたりしている。その近くでは教会の青年組が踊ったりしている。毎年この時期に見る、ルア(路上)での光景である。 それにしても、グリーンピースの募金やアンケートをとる人が多い。アホなことばかりしているグリーンピースは大嫌いであるから近くを通るときに自然に顔が強張っているのであろう。そのせいか誰も僕には声をかけようともしない。声をかけてきても完全無視であるが・・・。 南米のグリーンピースはとにかくアホが多い。去年だったか、ペルーの地上絵付近にグリーンピースの宣伝を書いて、地上絵をズタズタにし、ペル―国から非難された。以前にも同様なことがあったらしい。リベルダージ(東洋人街、日本人中国人が多い)でも反捕鯨運動の募金活動がよくおこなわている。意識して日本人の多いリベルダージで行っているのかもしれないが、クジラが増加している現状で(と僕は認識しているが)かわいそうだから、獲っちゃダメなんていうのは違うと思う。犬や牛、豚がかわいそうだから殺さないでという運動を僕はみたことがない。犬や牛豚も命も心もあるものだから同じだと思うのだが。一度、所属する人間と話したことがある。犬や牛豚は肉用に養殖されているものだが、クジラは自然に増えたものだから、ダメなのだそうだ。 見ていると、グリーンピースの募金やアンケートを取る人間は若者ばかりで、男性は野暮ったい感じの若い女性や、おばさんを専門に声をかけ、女性はその逆である。 「どうせ募金が入っても自分らでとっているのだろう」と友人に言うと「結構まじめにやっていますよ!」と叱られた。日本ならともかくここブラジルで金にもならないようなことをボランティアでやる若者がいるのだろうか? 募金がとれたら、その数%がった人間に回るのではないだろうか? と、ひねくれものの僕などはつい考えてしまう。 そんなわけで、街で募金を請われても、恵まれない子供に募金を電話で請われても、したことは一度もない
 | ぽっかりぽっかりゆっくり流れていた、真っ白な浮雲が、夕にはあっという間に灰色の雨雲に変身する |
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