12・24 ブラジル人の癖 (2016/12/23)
セントロのショッピングセンターに設置されたサンタと写真を撮るセット前には、長蛇の列ができている。つい3日ほど前は、写真を撮る人がほとんどいなかったのに! ブラジル人はいつもこの調子である。サッカーのワールドカップもオリンピックも直前の直前になるまで盛り上がらなかった。カーニバルの山車なども直前にやっとできあがるのが普通のようである。 「最後の最後に、ブラジル人は強い」とよく言われるが、その時が来るまでなかなかやろうとしないのである。だから、間違いは驚くほど多い。ブラジルでは、支払いにしろ、届け出にしろ、最後に回すと悲惨なことになる。早い目、早い目にしていくと、たいてい楽勝にできる。しかし、早すぎると、不具合なことがあって変更なんてこともあるから、様子をみながら半ばぐらいにするのがよいかもしれない。 思えば、今年は永住権の更新や、免許の更新があってなかなか大変であった。期限が切れる早いうちに2つともあっさり更新できたが、完全に手にするまではいらいらさせられた。心配性だから係りの人間の間違いなども気にかかる。受け取りの時には、細心の注意を払って確認した。永住権は年をとったおかげでもう更新する必要はなくなったし、免許は5年後だ。しばらくはいらいらしなくても済む。 ブラジル人は普段の生活でも間違いが多い。お金の受け取り支払いはいつもだし、誤りの振りをしてお金を多く取ったりするから、油断も隙も無い。数千円の金をだましとられても、ささいな金だ、と気にせずに笑い飛ばせるようになりたいが、人間ができていないので、なかなか難しい
 | 穏やかなイブ。たくさんの人がサンパウロを脱出したようだ |
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