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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
1・8 もう一人の自分

1・8 もう一人の自分 (2017/01/07) 今日も冷蔵庫購入に行く
 もしや、キャンセルがあるかもわからないと言葉を信じて再び「エストラ(大型スーパー)」に行く気で家を出た。バス乗り場に行く途中、近くのカーザ・デ・バイア(電気店)に寄ってみる気になった。
 覗くと、エストラと同じ値段で同じ冷蔵庫が売っていたので、早速在庫があるか調べてもらった。案の定在庫はなく、入荷するのは21日以降だった。ついでにパナソニックの冷蔵庫を見てもらった。
「私もっているんだけど、電気くわないし、いいわよ。以前は3200レアルだったの。それが、2899になって、明日までだったら2699レアルよ」
 気持ちが大きく揺れた。しかし、僕には435㍑というのは大きすぎるし2700というのはちょっと高い。しかし最初はこれを買おうと思っていたわけだし・・・・。イカン、イカン、(高知の方言でダメだ、ダメダ)、また、勢いで買ってしまう悪い癖を諫める、もうひとりの僕が現れた。
「ちょっと調べなおしてまた来るから」
「でも、今日までだから、遅いと値段が変わってしまうことがあるわよ。前もそんなことがあったから・・・」
 えっ、この言葉は嘘くさい! もしかしたらあるかもしれないが、夜遅くならわかるが、店が開いている7時になる前に値段が変わるとはとても思えない。この言葉を聞いて、余計、その場を去る気持ちに踏ん切りがついた。
 アパートに帰りつくと、入り口でゼラドール(アパート全体の管理支配人)に大型の冷蔵庫にエレベーターが入るか聞いてみた。
「大丈夫だよ、大丈夫」寸法も聞くことなしに軽~く言った。その軽い言い方に、ちょっと心配になった。エレベータの入り口と出口の寸法を測った。
 自分のアパートに帰って、ネットで欲しいと思っている冷蔵庫の調べると、エレベーターには入るが、僕の住む階で出す事はギリギリ無理な寸法であった。この建物は古いのでエレベーターが階につくとエレベーター自体のドアが自動で開いた後、さらに手で扉を押し開けなければならない。その扉の厚さの分で出口が少し小さくなっているのだ。もしかしたら、ぎりぎり通るかもしれないが、僕はギリギリ通らないと感じた。買ったはいいがアパートに冷蔵庫が入らないなんていう悲惨なことになりたくないので泣く泣く諦めた。もう一人の自分の声に従って良かった!! パナソニックのサイトを見ていると、さらに小さな385リットルのモデルが最近発表されたようだ。値段も正規の値段で2199レアル。しかし、カーザ・デ・バイアにはこのモデルはなかった。調べた範囲ではマガジンルイザという電気チェーン店にはあるようだ。この店は使ったことがないのでいまいち心配だが、固いパナソニックが販売店に選んだような店だから大丈夫だろう・・・と思いたい。
明日、店に行ってみよう。


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