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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
1.9 セントロにアパート建設ラッシュ [画像を表示]

1.9 セントロにアパート建設ラッシュ (2017/01/08) ヨーロッパなどは20年ぶりの寒さらしいが、ブラジル・サンパウロは暑い。今朝、6時、路上のデジタル温度計で23°。犬の散歩をしていると汗だくになるが、ただ歩くだけには快適な気温だ。しかし、日中は30°を越え、その上、日差しが強いために、信号を待つ間にも、ついつい日陰を探してしまう。この頃ちらほらと、普通の雨傘を日傘にしてあるいているのを見かけるようになった。ブラジルでも日傘は売られているのだろうが、僕は見たことがない。雨傘でさえ、面倒くさがって持って歩かない人がいるくらいだから、日傘などはましてや、なのだろう。そんな洒落たモノはイギリスの貴婦人などには似合うだろうが、泥臭いブラジル人には例えあったとしても似合わない。強烈な日差しの下を汗で光る肌を光らせながら歩くエネルギッシュな姿の方がブラジル人らしいし、雨傘をさして歩くドン臭さの方が似合う。僕の住むセントロは特にそういう感じの人が多い。典型的な庶民の町といえるだろう。
 しかし、この頃は、駐車場や古い家やアパートを壊してアパートの建設が増えた。アウグスタ通りなどは、久しぶり歩くと新しいビルが増えて驚くほどである。以前、お金持ちは、郊外の広々とした大きなアパートや家に住み、車でセントロ近辺にある仕事場に通勤するのが普通であったが、車が増えたために通勤ラッシュがひどくなり、その上、近郊にコミュニダージ(貧民街)が増殖して治安が悪化したために、セントロに住む人が少しずつ増えているのだ。
 とは言ってもセントロ付近にできるアパートは狭いので、働き盛りの独り者や夫婦が多い。ちなみに、日本の駐在員などは、セントロから近いビジネス街パウリスタ付近に多く住んでいる。聞くと、驚くほど家賃は高く30万円、40万円クラスの家賃はざらだ。東京の人からみれば、それほど高く感じないかもしれないが、為替の関係でレアルだとほぼ1万レアルほどになる。僕の感覚からいくと、100万円である。
 治安は決して良いとはいえないが、セントロまじかにある住んでいるアパートは交通の便もよく非常に気に入っている

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アウグスタのカドーロホテル跡には、事務所ビルとアパートのビルができた。雰囲気がまったく変わってしまった


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